sonyプレスリリースより

家の中にどこでもあかりを灯せるように、音を響かせることはできないのだろうか…そんな思いから開発されたのが、ソニーのLED電球スピーカー「LSPX-100E26J」です。

特徴は配線工事などが不要で、今使っている照明の電球を換えるだけでスピーカーの機能が使えるようにしているところ。音楽を聴くだけなら、スマートフォンやワイヤレススピーカーを使うという選択もありますが、ソニーでは、光と音の融合による新しい体験の創出を目指しており、電球のサイズもなるべくコンパクトにし、リラックスできるようなあかりを実現することで、まるで光が音を奏でているような気分が味わえます。

電球そのものの機能にもこだわり、ソニーが独自に開発した光を誘導する「円筒導光板」を使って、照明器具のシェード全体を照らす広配光制御を行うことで、まぶしさを抑えた自然な光が実現されています。さらに、光の屈折角を調整する「光学レンズグローブ」で、前面に配置したスピーカーの影が抑えられるようにし、全光束360ルーメンの明るさがあります。

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sony プレスリリースより

前面に配置された40mm口径の2Wフルレンジスピーカーがクリアなサウンドを実現。電球に搭載されたBluetooth経由でスマートフォンやタブレット、PCなどから音源をワイヤレス再生でき、付属のワイヤレスリモコンでも音量や明るさが調整できます。スマホからコントロールする場合は、AndroidとiOSに対応した専用アプリ「SongPal」を使い、電球とのリンクはリモコンに搭載されたNFC(Near Field Communication:近距離無線通信)を使ってワンタッチで設定ができます。リモコンには、スポットライトやデスクスタンド、ペンダントライトなど、照明の用途に合わせてプリセットされたイコライザーがあり、リビングや寝室、洗面所など、使う場所に合わせて音質を自動で調整することができるので、より空間に合わせた音を楽しめます。

オープン価格で販売は23,000円前後となっており、店舗やオフィスでのニーズも高そうです。

関連リンク
・LED電球スピーカー「LSPX-100E26J」
http://www.sony.jp/active-speaker/products/LSPX-100E26J/
LSPX-100E26Jの製品サイト。コンセプトムービーなどが見られる。

・Life Space UXオフィシャルサイト
http://www.sony.co.jp/Products/products-for-life-space/
ソニーが提案する空間そのものを活用して新しい体験を創出するコンセプトで、LED電球スピーカーをはじめ、4K超単焦点プロジェクターなどの商品やプロトタイプを開発している。

・SongPal Link
http://www.sony.jp/technology/sound/songpal/
ソニーが開発するワイヤレスで高音質な音源を実現するオーディオコントロールシステムで、AndroidとiOS、PC、NAS(ネットワーク対応のハードディスク)に対応している。

text: 野々下 裕子