© kai - Fotolia.com

東京・浅草の緑泉寺にて、2015年8月29日(土)に「国宝をベタベタさわろう  〜平安時代の地獄絵巻を古の灯りで」が開催されます。
本展では、デジタル復元師小林泰三氏によって復元された平安時代に作製された国宝「地獄草紙」絵巻を実際に手に触れて体感することができます。和蝋燭の灯りで照らすことで、彩色に使われた顔料特有の凹凸による陰影が浮かび上がり、平安貴族が目にしていた世界が広がることでしょう。
地獄草紙に触れることができるほか、440年前の安土桃山時代に淀殿が着ていた着物のデジタル復元も予定しています。希望者は実際にデジタル復元された着物を羽織ることができるという、貴重な体験もできるそうです。目で見て、触って、五感をフルに活用して体感する日本の歴史もまた、良いものです。
会場となる「緑泉寺」は、建物自体は20年前に立て替えられ、現在のモダンな外観に生まれ変わりましたが、今年で400年を迎える歴史あるお寺です。夏休み最後の土曜日、歴史あるお寺で古の灯りに触れてみてはいかがでしょうか。
イベント概要:
日時  8月29日(土) 18時30分開場
19時00分開演
場所  緑泉寺 東京都台東区西浅草1−8−5
講師  小林泰三(デジタル復元師)
参加費 2500円(当日払い)
年齢  10歳以上(1時間程度の講演を聞ける方)
協賛  和ろうそく製造本舗 磯部ろうそく店
協力  丸や呉服店
当日の式次第:
第1部  講義(デジタル復元師小林泰三)
第2部  国宝「地獄草子」絵巻をさわろう
小林泰三さんとの懇親会(軽食付き 料理僧:KAKU)
本展に参加を希望される方は、下記フォームよりお申し込みください
http://goo.gl/forms/lIKIkFsyBt
##関連リンク
国宝をベタベタさわろう  〜平安時代の地獄絵巻を古の灯りで
https://www.facebook.com/events/896036340458408/
本展公式Facebookページです。イベント情報の詳細やイベント当日の流れなどを紹介しています。
線香花火は真っ暗闇の屋内で ― たった1本の「座敷花火」の幸せ – 考えるあかり
http://media.style.co.jp//2015/07/648/
日本を代表する灯りの1つでもある線香花火を室内でじっくり楽しむ、新しい座敷花火の世界を紹介しています。
18世紀の光を映像で100%表現してみると・・・ キューブリックの光への偏執 – 考えるあかり
http://media.style.co.jp//2015/07/69/
ロウソクの光だけで18世紀の室内を再現した、鬼才・キューブリックならではの発想を映画『バリー・リンドン』から解き明かします。
構成:細川依里