人間と同じく、愛犬の健康状態をチェックしてくれるウェアラブルは以前からありますが、現在、クラウドファウンディングのキックスターターで資金調達中の首輪型ウェアラブルの「Buddy」は、様々なデータの計測に加えて、七色に調光できるLEDライトで愛犬の健康状態や居場所をまでお知らせしてくれる機能を備えています。

 

愛犬用のスマートグッズを発売しているSqueaker社で開発中の「Buddy」に搭載されているのは、アクティビティモニターをはじめ、体温や心拍数を測るヘルスチェック、GPSを使ったトレーサビリティなどで、それらのモニタリング機能を、首輪に組み込まれたLEDライトの色によって通知できるようになっています。組合せは飼主が自在に設定することができて、例えば、ワンちゃんの体温がいつもより高い時は赤で知らせたり、逆に低い時は青でお知らせしたりするといったこともできるようです。愛犬の状態はスマートフォンから離れていてもモニタリングでき、また、首輪に付けられているディスプレイからも確認できますが、光でどういう状態なのかを直感的に知らせしてくれるのは、愛犬にとってもうれしいかもしれません。

製品紹介では、夜間の外出でも居場所がわかるよう、LEDは輝度が高めになっていて、遠くからもはっきり位置がわかり、夜になると自動で光るセンサーも搭載されています。また、うっかり愛犬が逃げてしまった場合にも、光で自分の犬だということがすぐにわかるので安心だと説明されています。

 

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チャージ・ドック&Wi-Fiステーション

また、専用アプリでは、ペットフードの包装からカロリーデータなどを読み取って管理したり、定期検診の記録が付けたりできるようにもなっていて、一部の記事に「飼い犬の健康と安全を守るという目的には十分すぎるぐらい高性能」と書かれるほど多機能にすることを目指しているようです。

 

キャンペーン価格は180ドルと人間のウェアラブルギア並みの価格が設定されていて、アメリカとオーストラリア以外でも有料で配達してくれるようです。愛犬を守れる上にカラフルなあかりでデコレーションもできるならそれほど高くない、という飼主が多そうな日本の方が人気を集めるかもしれませんね。

 

##関連リンク
Buddyのキックスターターページ
キャンペーンの締め切りは9月3日まで。もちろん日本からも支援できる。

Squeaker社
メルボルンとロサンゼルスにオフィスがあるSqueaker社ではBuddyの他に光るリードやハーネスを開発している。

Fitbit
健康管理を目的としたウェアラブルギアの先駆けとして活動量計の認知度を世界に広め、世界で累計販売台数波2080万台とも。ちなみにBuddyの公式サイトでは「あなたの愛犬のためのFitbit」と紹介されている。

 

text: 野々下 裕子