ページをめくると音が鳴り、空間の明かりが変化する「まほうのえほん」。あなたも作れるようになりました。
 

絵本に音と光の演出をつけることができる
「PLAYFUL BOOKS まほうのえほんキット」

デジタルコンテンツを手がけるSTARRYWORKSが制作した「PLAYFUL BOOKS まほうのえほんキット」は、iPhoneを使うことで自分の描いた絵本に音と光の演出をつけることができる商品。
 
iPhoneを絵本の中にセットすることで、カメラが自動的に何ページ目を読んでいるかが検出して、ページをめくるたびに演出が変わります。あらかじめ専用のiPhoneアプリで録音しておいた声や音が再生されるほか、Philips社のフルカラーLED電球「Hue」(別売り)と連携させることで、空間の照明までもが魔法のように変化します。
 

PLAYFUL BOOKS まほうのえほんキット

紙の絵本とデジタル技術が融合した「PLAYFUL BOOKS まほうのえほんキット」には、子どもたちに最新技術のワクワク感と、アナログなものづくりのよさを、同時に体感してもらいたいという思いが込められているそう。大切なあの人に、メッセージやBGMを吹き込んで演出付きのオリジナル絵本としてプレゼント、なんていう楽しみ方もできるので、子どもだけでなく、おとなも夢中になってしまうかもしれません。
 
ところで「PLAYFUL BOOKS まほうのえほんキット」が連携するPhilips提供の「Hue」といえば、2013年9月の発売以来、話題を呼んだフルカラーLED電球。既存の照明機器に電球として取り付けるだけで、スマートフォンで照明の色や照度、点灯パターンを自在にコントロールできるすぐれものですが、それはまだまだ機能のごく一部。アラームやスケジュールに合わせて照明をコントロールできたり、GPSによって持ち主の自宅との距離でオン・オフを自動で制御できたりと、たくさんの使い方ができる商品です。
 

連携したアプリやプロダクトを作れるPhilips「Hue」

このように単体でも楽しめる「Hue」ですが、さらに開発者向けにはiOS,MacOS X,Android用のSDKがWEB上で公開されています。このため「PLAYFUL BOOKS」のように、連携するアプリやプロダクトを自由に作ることができるのです。今後「Hue」と連携するユニークな商品が増えてくると、家庭の明かりは、もっと面白くなりそうです。
 
 
#関連リンク
「PLAYFUL BOOKS まほうのえほんキット」紹介動画

 
PLAYFUL BOOKS 公式サイト
プレイフルブックスの仕組みや遊び方を動画で紹介しているほか、オンライン購入や取り扱い店舗、不定期で開催しているワークショップの情報なども。
 
STARRYWORKS
「PLAYFUL BOOKS まほうのえほんキット」の発売元でデジタルコンテンツの制作を手がける株式会社STARRYWORKSのWebサイト。プレイフルブックス以外にもユニークな作品・プロジェクトを多数手がけています。
 
PHILIPS hue(ヒュー)
Philipsが提供する「Hue」のWebサイト。Hueの機能紹介やWeb購入の案内のほか、Developer向けにSDKも公開されています。
 
 
文:須賀喬巳