「コニカミノルタプラネタリウム“満天”in Sunshine City」(東京・池袋)のロビーに、珍しいAR体験ができるデジタルサイネージが設置されました。
 
設置されたのは、株式会社ソニー・ミュージックコミュニケーションズがサービス提供するデジタルサイネージ「MITENE(ミテネ)」。「MITENE」は予めインプットされた映像を映し出すだけでなく、パネルの前にいる人の性別、年齢層、表情、動きなどを読み取り、相手に応じた“対応”する“視覚”と“知能”を持っています。パネルを見ている人に合った情報を発信することはもちろん、パネルの前の人を映し出して仮装をさせたり、異次元にいるような演出をしたりとAR利用の可能性を広げる製品です。
 

コニカミノルタプラネタリウム“満天”in Sunshine Cityに設置された「M1TENE(ミテネ)」

コニカミノルタプラネタリウム“満天”in Sunshine Cityに設置された「MITENE(ミテネ)」

12月1日に“感覚の解放”をコンセプトにリニューアルしたコニカミノルタプラネタリウム“満天”はロビー一面に「MITENE」の映像を投影。プラネタリウム開演を待つ人の動きに合わせて、パネルを変化させる演出を行っています。待機する人はロビーに映し出された自分の影に合わせて、星が生まれ、またたき、銀河や星座をかたどる「星の一生の様子」を見ることができます。宇宙を感じさせる空間に浮かび上がる体験者の影はまるで、星空の一部。星空を見上げるのではなく、自身が星空そのものに変化する新しい感覚を体験できます。
 
テーマパークでは、顧客満足度を高めるためにアトラクションの待ち時間も演出するのが定石。都心の癒し空間であるプラネタリウムに入る前から、徐々に異空間の世界観へ誘ってくれそうなロビーの演出は、顧客が退屈でイライラしがちな「待ち時間」を新たな付加価値創出の時間に変えてくれそう。「待ち時間」を演出の時間に変える工夫は、行列ができる店や待ち時間の長い公共施設が顧客満足度を向上させるヒントになりそうです。
 
 

コニカミノルタプラネタリウム“満天”in Sunshine City

コニカミノルタプラネタリウム“満天”in Sunshine City

#施設概要

■名称:コニカミノルタプラネタリウム“満天”in Sunshine City

■所在地:〒170-8630 東京都豊島区東池袋3-1-3サンシャインシティ ワールドインポートマートビル屋上

■営業日:不定休 (作品入替期間は休館) 

■営業時間:11時の回~20時の回 (ヒーリングプラネタリウムは小学生未満の入場不可)
※12月19日(土)~26日(土)は21時の回を追加上映
の他休館日、追加上映回など、最新情報は“満天”のウェブサイトをご参照ください。
■アクセス:JR他 池袋駅東口より徒歩10分/東京メトロ(地下鉄)有楽町線 東池袋駅より徒歩5分

■運営会社:コニカミノルタプラネタリウム株式会社

■運営協力:株式会社サンシャインシティ
 
 
#リンク
コニカミノルタプラネタリウム
プラネタリウムの上映情報などを確認できます
 
MITENE紹介サイト
株式会社ソニーミュージックコミュニケーションズによる商品紹介サイト
 
光が生み出すバーチャルな生命体に見る地球環境の未来−考えるあかり
ニューヨーク科学美術館のインタラクティブ技術の活用方法を紹介
 
 
(文:大川 祥子)