白熱灯や蛍光灯と並んで、LEDを使った照明が当たり前に使われるようになり、デザイン面でもこれまでにないアイデアが取り入れられるようになってきています。それも、機能面もあわせ持ったハイクラスのインテリアとして、一般家庭でも使える照明ものが増えています。
 

seagull-m2

シャープな丸い筒状のボディに翼のような2枚のLEDパネルがについた「シーガル・ライト」は、まるで部屋の中に鳥がとまっているかに見えるフォルムを持ったデスクライトです。先端部分をひねると鳥がはばたくようにパネルの位置を変えることがで、細いバーの先にある本体は今にも飛び立ちそうにも見えます。
 
本体の反対側にある先端部分をひねると、明るさが調整できる仕組みになっていて、部屋の雰囲気にあわせたあかるさが楽しめます。ライトは読書灯としても使えるほどじゅうぶんな輝度があり、二人分の手元をそれぞれ照らしだすといったこともできます。
 
完成度の高いデザインと機能は世界からも評価されていて、優秀なデザインを製品に送られる国際コンテストのレッド・ドット・デザイン賞を受賞しています。また、グッドデザインにも選ばれています。
 

seagull-m1

シーガル・ライトを創ったQisdesignは生命体と融合した照明デザインを手がけていて、他にも台湾の国立海洋生物博物館とコラボレーションした海の中の生物をモデルにしたシリーズなど、いろいろユニークな照明をデザインしています。
 
生活で最も身近にある照明ですが、デザイン面だけでもまだいろいろ楽しめるものが登場しそうです。
 
 
##関連リンク
シーガル・ライト
日本国内に向けてシーガル・ライトを販売するエイ・ベック社のサイトで、ライトの詳細が紹介されている。
 
Qisdesign
台湾の電機メーカーBenQのグループ企業に属する独創的なデザインと高い技術力を持つ照明デザイン会社。手がけた照明機器の多くが、さまざまな国際デザイン賞を受賞している。
 
レッド・ドット・デザイン賞
ドイツのデザインセンターが選定する国際的なデザイン賞で、デザインの革新性や機能性、人間工学、エコロジーなど9つの基準で審査される。
 
 
text:野々下裕子