光と五感のデザイン学 考えるあかり Light up your life and fie senses

「たにたや」のあかりから#2 本音で、素のままでいられるお店

リラックスできるお店にはどんな秘密があるのでしょうか? 深川の飲食店「たにたや」を訪れるひとびととの交わりから、照明の使い方やコミュニケーションにおいて大切なことを考えます。

2015.10.15

あなたに合わせた七色のあかりと音楽が、快適な眠りをサポート

製薬会社らの調査によると、世界人口の約35%はなんらかの睡眠障害があり、中でも不眠症は健康への深刻な被害をもたらすとされています。そうした影響か、ここ数年の間で、睡眠の状態を管理し、安眠をうながすことを目的とした『スリープコンパニオン』と呼ばれるウェアラブル端末や専用機器が次々と発売されています。

2015.10.12

痛みと神経 歯医者さんに灯してもらった心のあかり

放置してしまいがちな虫歯。私たちは痛みに悩まされると、麻酔をかければ、神経を抜いてしまえば感じなくて済んでしまうのに、と考えてしまいます。なぜ「神経を抜かない」ことが大切なのでしょうか。痛みと神経について考えます。

金益見2015.10.09

皮膚感覚は自己意識をつくっている

外界とのインターフェイスである皮膚は、自己と他者との区別、つまり自己意識をうみだす重要な役割を担っています。そして皮膚感覚が脳に伝えた情報によって、心理や意識は様々な影響を受けることになります。皮膚感覚は人間のこころにどんな作用をもたらすのでしょうか?

傳田 光洋2015.10.06

見えた記憶がない人と天ぷら定食を食べて、知覚の「編集」を考える

「百聞は一見に如かず」という言葉があるように、私たちの「ものがそこにある」という実感は、視覚に多くを頼っています。それでは、目の見えない人の「そこにある」実感はどうなっているのでしょうか。リアルとバーチャルの境、そして私たちの「実在感」の未来とは――。目が見えた頃の記憶のまったくない全盲の人との食事から考えます。

伊藤 亜紗2015.10.02

美しく健康になりたければ、心から安らげる空間を作りなさい

皆さんはいま、どのような寝室環境下で日々睡眠をとっていますか? 動物にもそれぞれ「ねぐら」と呼ばれる睡眠専用の空間があるように、我々人間も安心して休める「ねぐら」、つまり寝室という空間が必要です。

友野 なお2015.09.21

感じさせられれば、ブランディングはうまくいく 〜新時代の五感ブランディング ①〜

「五感ブランディング」という言葉を耳にする機会が増えてきました。簡単にモノが売れない時代のなか、旧来的な視覚中心のコミュニケーションだけではなく、視覚、聴覚、嗅覚、触覚、味覚ーー五感を通じてブランドを伝える具体的な方法がいま、様々な企業で実践され成功を収めています。五感ブランディングの最先端を具体例とともに紹介していきます。

山川 悟2015.09.10

目の見えない人の「赤が好き」 同じ物を見ながら、実は違うものを見ている私たち

目の見える人は日々、当たり前に感じている「色」。しかし、目の見えない人々の色の理解を聞いてみると、見えている私たちの色の感じ方も、ひとつではないことがわかってきます。

伊藤 亜紗2015.09.08

食べ物はメタモルフォーゼするーー見た目と匂いが拡げる味覚の楽しみ

同じ食べ物でも、見た目とにおいが変わるだけで味が変わって感じられるという。東京大学の鳴海拓志は、クッキーの見た目とにおいを変えて味を変えるシステム「メタクッキー」をつくり、食の楽しみを拡げる技術を追求している。

鳴海 拓志2015.09.04

「昔に追いつく。」〜現代人が失くした能力は何だろう?〜

経済至上主義ともいえる21世紀、それを選んだ代償として私たちは多くの大切なものを失ってきたのかもしれません。人間が元々もっている能力すら、現代人の身体は忘れてしまったようです。かつてサバニは沖縄からアフリカまでの大航海を可能にしていました。人間のもつ大いなる力を取り戻すには何からはじめればよいのでしょうか? サバニから考えてみます。

清水 博文2015.09.03

自分でつくれる音と光のインタラクティブ「PLAYFUL BOOKS まほうのえほんキット」

ページをめくると音が鳴り、空間の明かりが変化する「まほうのえほん」。あなたも作れるようになりました。

デジタルコンテンツを手がけるSTARRYWORKSが制作した「PLAYFUL BOOKS まほうのえほんキット」は、iPhoneを使うことで自分の描いた絵本に音と光の演出をつけることができる商品。

2015.09.02

ヒグラシと暮らし、ヨアカシと明かす。

都市化によって日本人とヒグラシはどんどん疎遠になり、ヒグラシが夜明けにも鳴くことすら知らない人が増えています。カナカナのある生活の豊かさを思い出し、暮らしにヒグラシの声を取りもどしましょう。

中野 純2015.09.01

なぜ横丁だとひとは言葉を交わしてしまうのか?

路地にあふれでる軒先、それは通路なのか店なのかよくわからないのが路地の特徴です。しかし、物と物、人と人の距離が近い、ヒューマンスケールな空間であるがゆえに、店の主人や隣の客との会話が自然にはじまるのです。

井上 健一郎2015.08.28

別れのときに、新たに見出す出会いのとき

誰かと出会い、別れるその過程で、私たちは何を見て、何を見ていないのでしょうか。そして、別れから学ぶ、幸福な関係性のあり方とは。

高石宏輔2015.08.24

歓楽街のネオンはなぜ赤い?「禁止された向こう側」への誘い―光と経済活動

警告をあらわす赤、興奮を呼び攻撃性を高める赤、食欲を喚起する赤、夜の街で怪しく誘う赤。赤い光が人に及ぼす心理的な効果とは。

小林茂雄2015.08.18

人と櫂(かい)はつながり、ひとつの舟になる 〜サバニと身体知〜

サバニを漕ぐ「ゥエーク」と呼ばれる櫂。力任せに漕いでみても、うまく波をとらえることはありません。ゥエークとひとの身体がひとつの流れにあるとき、舟は前へ前へと進むのです。人間の身体があらかじめ知っている「知識」。ゥエークはその知識の存在を私たちに明らかにしてくれます。

清水 博文2015.08.17

皮膚は光を「感じている」

皮膚の役割は何なのでしょう? 皮膚は身体を包むためだけに存在するのでしょうか。皮膚は心臓や肝臓、腎臓、脳などと同じ「臓器」なのです。そして驚くべきことに、皮膚は色や光を感じることができるのです。

傳田 光洋2015.08.13

失明とは光を失い闇を失い、世界を光と闇で分ける発想から自由になること

世界のはじまりは、なぜ光とともに語られるのでしょうか。それはもしかすると、目の見えている人が光のない世界を想像できないからかもしれません。でも、目の見えない人の「見て」いる世界をリサーチしてみると、彼らが決して「闇の中の世界」にいるわけではないことが分かります。

伊藤 亜紗2015.08.11

星の王子さまが外してくれた、わたしの色眼鏡

自分のこだわりや大切にしているものによって、同じものを見ていても、当然のことながら感じ方も見え方も十人十色で違ってきます。けれど、ものごとの本質は変わることはありません。見ているものの「本当の姿」を理解するために、まずは自分の色眼鏡を外して見ることです。

青江 覚峰2015.08.10

ようこそ、赤提灯の横丁へ

全国各地に点在する横丁の多くは終戦直後、自然発生的に広がった「闇市」が元になっているといわれています。今も昔も裸電球の灯りを頼りに横丁がにぎわいを見せるのには、理由がありました

井上 健一郎2015.08.06

かき氷のシロップはどれも同じ味!? 見た目が変わると、味が変わる不思議

食べ物や飲み物は、舌で味わうもの。と思いがちですが、本当にそうでしょうか? 見た目やにおいが変わると、簡単に味が変わって感じてしまいます。人は、味覚ではなくイメージを味わっていると言えるでしょう。

鳴海 拓志2015.08.04

子どもがライトアップしたいのは「コロッケ」かもしれない

子どものいる家庭で、照明はどのようにしつらえるとよいのでしょうか。大人が忘れがちな子ども特有のあかりとの関わり方、大人になってから分かる子ども時代の照明の大切さとは。

村角千亜希2015.08.03