スマートフォンで明るさや色をコントロールできるスマートライトが人気を集めていますが、最近話題のIoTへの注目が高まるにつれて、単体で使うだけでなく、スマートハウスとの連動機能を持たせた製品が増えています。
入るのに、少しばかり敷居が高いのが路地や横丁です。大通りとは異なり、選ばれた人のための空間という認識があるからかもしれません。しかし、逆に路地や横丁に受け入れられたなら、強い愛着が生まれるのも確かです。そしてそこの一部になった瞬間に、演劇的なコミュニケーションがはじまります。
サーカスの原初的意味を思い起こさせてくれるのが、11月に熊本で行われるライブ「仕立て屋のサーカス」です。音楽家 × 裁縫師 × 照明家による「音」と「布」と「光」が織りなす異次元のパフォーマンスライブ。即興舞台の中、それぞれが躍動し共鳴し合うことで「ここではない世界」が立ち現れます。
ディスプレイの前に立って動作をすると、それに合せて映し出される画像が変化する、そんなインタラクティブな技術を使った展示が最近ではいろいろなところで見られるようになりました。ニューヨーク科学博物館では、そんなインタラクティブ技術を応用した最新の展示展示コーナー「Connected Worlds」を公開しています。
「パン・パパパパン」ーーテレビCMで流れるインテルのジングルは、その音だけでも企業名を思い起こさせる効果があります。「サウンドロゴ」と呼ばれるメロディーやCMソングは、いまやブランディングにとってきわめて重要な位置を占めているのです。「サウンド・ブランディング」の歴史をたどりながら、その最前線を紹介します。
チリ・アタカマ砂漠での光と記憶を巡る「意識の旅」を描く、南米ドキュメンタリー映画の巨匠、パトリシアス・グスマン監督の『光のノスタルジア』。宇宙の起源を求めて天文学者たちが、遠い銀河を探索するかたわらで、行方不明になった肉親の遺骨を捜して、砂漠を掘り返す家族の姿。天の時間と地の時間が、標高5,000メートルを超える天文台で交差します。
呪文を唱えると魔法の杖から光が放たれて、オモチャたちが自分たちの意思で動き出すようになる・・・そんなディズニーが描いてきた魔法の世界を、ディズニー自身が科学技術の力で実現しようとしています。
金色から濃いオレンジ、そしてどこまでも深い青紫色へと変化する色彩。黄昏時に訪れる、地上をあまねく満たす薄明の光は“マジック・アワー”と呼ばれ、私たちに不思議な感覚を与えてくれます。このほんの数十分しか体験することのできない夕暮れ時をねらって作品を撮ったのが、テレンス・マリック監督でした。マジックアワーの光に、彼は何を込めたのでしょうか?
月と星の明かりのみが唯一夜を照らすものだった平安時代の人々にとって、その色彩はどのようなものであったでしょうか。現代に生きる私たちが平安時代の世界を追体験するイベントが、浅草の緑泉寺で行われました。
音の陰翳とは何でしょう? ピアニスト・林正樹は一音一音の深さにおいて、今最も音の陰翳を表せるアーティストの一人です。ニューアルバム『Pendulum』(ペンデュラム)では、彼のピアノが静謐で美しい情景を描きます。演奏の数々はノスタルジックでありながら、一枚の写真のように消えてなくならない輪郭をもっています。
ページをめくると音が鳴り、空間の明かりが変化する「まほうのえほん」。あなたも作れるようになりました。
デジタルコンテンツを手がけるSTARRYWORKSが制作した「PLAYFUL BOOKS まほうのえほんキット」は、iPhoneを使うことで自分の描いた絵本に音と光の演出をつけることができる商品。
ドローンといえば、空中からの映像撮影や荷物を運ぶ機能ばかりが注目を集めていますが、Spaxelsが開発するドローンはプログラム可能なLEDシステムを搭載し、鮮やかな光で夜空にダイナミックな三次元の図形を描く、クリエイティブなクワッドコプターとして世界から注目を集めています。
人間と同じく、愛犬の健康状態をチェックしてくれるウェアラブルは以前からありますが、現在、クラウドファウンディングのキックスターターで資金調達中の首輪型ウェアラブルの「Buddy」は、様々なデータの計測に加えて、七色に調光できるLEDライトで愛犬の健康状態や居場所をまでお知らせしてくれる機能を備えています。
警告をあらわす赤、興奮を呼び攻撃性を高める赤、食欲を喚起する赤、夜の街で怪しく誘う赤。赤い光が人に及ぼす心理的な効果とは。
チョウの翅(はね)、クジャクの羽、シャボン玉、オパール、タマムシ…一件関係の無いように見えるこれらの「キラキラ」は、実は同じ構造でできている「色の仕組み」なのです。ナノメートルという微細なスケールを扱うテクノロジーが進歩したことによって、わたしたちはそのキラキラをメイクなどに取り入れながら生活しているのです。
写真は場所、時間、温度など、あらゆる情報を半永久的に保持します。あっという間に大きくなる子供の成長を記録するには必要不可欠なツールです。予測不能に動き回る子供に、同じく予測不能な光が交わると、面白いほどに相互作用が生まれます。
私たちが日々ものを買う時、どんな明かりで照らされているでしょうか。都市のあかりを見ると、光は経済活動の象徴のように思えます。光が人の購買行動に及ぼす効果とは。
ロウソクの光だけで18世紀の室内を再現するーー鬼才・キューブリックならではの発想とそれを実現させたカメラレンズ。ゆらめく明かりに浮かび上がる人々の姿。映像の本質に迫る執念。映画『バリー・リンドン』から解き明かします。