光と五感のデザイン学 考えるあかり Light up your life and fie senses

仕事中のネットサーフィンは、翌日の筋肉痛を覚悟で

デスクワークの仕事だと、こっそり会社のパソコンでネットサーフィンをしたり、メールやSNSで私用のやりとり……なんてことも簡単にできてしまう時代。しかし、それらは「サイバースラッキング」と呼ばれ、現在多くの会社が抱える課題であることをご存知でしょうか。そんな問題に対し、カナダのある大学ではサイバースラッキングを減らすための研究が行われています。

考えるメディア編集部2017.05.30

スマホの向こうはどんな顔?

アメリカの大手デパートのMacy'sが、IBMのWatsonを使ったスマートフォン向けサービス「Macy's On Call」を全米10店舗で試験導入しています。音声認識ではなくテキスト入力のようですが、「婦人服売り場はどこ?」とか「トイレはどこ?」と質問すると、利用者の現在のフロア内の位置情報を踏まえてWatsonが教えてくれるそうです。
今から30年以上も昔、NTTが電電公社だった時代に「電話の向こうはどんな顔?」というコマーシャルがありました。Siri(アップル)やAlexa(アマゾン)と会話することが一般化しつつある今、スマホの向こうには顔のない機械がいます。

信國 謙司2016.08.17

行燈式の電燈 ―『陰翳礼讃』を読む

「考えるあかり」では、谷崎潤一郎の代表作のひとつであり日本特有の感性のあり方を著した『陰翳礼讃』を、写真家・阿部萌子さんが本作から着想を得て撮影した写真とともに、お届けします。

第3回「行燈式の電燈 」で取り上げるのは、紙と筆記具。

谷崎潤一郎2016.07.26

庭とあかり 春ー光包まれる季節

待ち遠しかった春。ストウの庭と光についてのコラムもようやく花の季節開幕を迎えることができました。「花の無い庭」として知られるストウ庭園の春の花を、できるかぎりたくさん紹介します。

藤津 紫2016.03.24

あかりで街に一体感を 山形県金山町 「街歩き回廊」を巡るあかりづくり

英国の作家イザベラ・バードが愛した土地、山形県金山町。古くからの景観が残り「境界が曖昧である」という特徴をもつ街並みのあかりは、どうあるべきでしょうか。東京都市大学建築学科小林研究室のレポートです。

東京都市大学建築学科小林研究室2016.03.19

リゾート地の暗いあかりが自然の中に意識を向ける 長野県蓼科高原での照明改修

その土地ならではの魅力を引き出すために、あかりはどのようにあるべきでしょうか。東京都市大学・小林茂雄研究室が行ったリゾート地・長野県蓼科高原での照明の改修で、カギとなったのはあかりの「暗さ」だったようです。

東京都市大学建築学科小林研究室2016.03.04

鳥のようにはばたく翼のあかりはいかが?

シャープな丸い筒状のボディに翼のような2枚のLEDパネルがについた「シーガル・ライト」は、まるで部屋の中に鳥がとまっているかに見えるフォルムを持ったデスクライトです。先端部分をひねると鳥がはばたくようにパネルの位置を変えることがで、細いバーの先にある本体は今にも飛び立ちそうにも見えます。

2016.02.25

普請道楽 ―『陰翳礼讃』を読む

2015年は谷崎潤一郎の没後50周年、2016年は生誕130周年を迎えます。これと同時に、死後50年が経過したことから作家の著作権保護期間が終了しました。「考えるあかり」では、谷崎潤一郎の代表作のひとつであり日本特有の感性のあり方を著した『陰翳礼讃』を、現代の写真家が本作から着想を得て撮影した写真とともに、お届けします。

谷崎潤一郎2016.02.24

東京の川の魅力を再発見 照射実験やライトアップイベントが続々

市民や企業、そして行政が一体となって河川敷などの「水辺」の活用方法を探っている「ミズベリング・プロジェクト」では、ディスカッションやフィールドワーク、体験型のイベントなどを通して、水辺の魅力を発掘し、活性化のための活動を行っています。2月24日には橋脚を映像インスタレーションで照らす実験を行い、都心の水辺を人々が楽しめる場所に変えられるのか検証します。

2016.02.23

風と緑と水の揺らぎを感じる光―二子玉川ライズの冬季環境演出

夜の街を彩るイルミネーション。美しく彩られてはいるものの、いくつものイルミネーションを見るうちに、私たちの感動は、いつの間にか薄れていってはいないでしょうか。もっとイルミネーションが街の環境と溶け合うものであったなら。東京都市大学 小林研究室の活動を記します。

東京都市大学建築学科小林研究室2016.02.12

庭とあかり 春待つ雪景色ースノードロップは知っている

ひっそりとキラキラと、まるで雪のように咲く花々が、冬の庭園に顔をのぞかせる季節。心地よい香りに気がついたら、きっと春はもうすぐです。

藤津 紫2016.02.09

リビングを自然光の満ちる「早起きしたくなる部屋」に パッケージ型リノベーション「AM6」

今回紹介するのは、通常なら住居内に収まるリビングを、バルコニーと居住空間の「中間領域」と再定義し、自然光を感じられる空間を作るパッケージ型リノベーションの「AM6」。2月5日より、全国でパッケージ型中古住宅リノベーションサービスを展開している「RE住むリノベーション」で取り扱いが始まりました。

2016.02.08

生活圏で四季を感じる透明な空間「ガーデンネスト」

「ガーデンネスト」は、組み立て式のドーム型テント。かまくらのように、庭先にもうひとつの部屋を設置することができます。作り方は簡単。カバーをジョイントバーでつなぐだけです。透明なカバーから見える外世界を感じることで、より季節に密着した時間を過ごせるはずです。

2016.02.04

透明な音と光をどこへでも届けるデジタルランタン

音の印象というのは、聴いている空間の照明の明るさや色、質とも密接に関係しているのかもしれません。ソニーが展開する新しい製品シリーズ「Life Space UX」から登場した『グラスサウンドスピーカー』は、ランタンスタイルの照明に360度スピーカーを組み合わせた、これまでにありそうでなかった新しいタイプのガジェット。

2016.02.02

窓に明かりが灯ることの効果を考える

夜、あかりを灯せば、その光は部屋の中を照らすばかりでなく、街路にも漏れてだしてゆきます。窓から漏れたそのあかりは、街ゆく人に、近隣の住民に、どんな効果をもたらしているのでしょうか。夜になれば身近にある存在にも関わらず、これまでほとんど明らかにされてこなかった「窓明かり」について、考えます。

東京都市大学建築学科小林研究室2016.01.22

ライフとは? スタイルとは? 「mountain morning “WHITE”」

代官山で開催されているイベント「mountain morning “WHITE”」は、インテリアスタイリスト作原文子さんの「ごく私的な思い」からスタートしたプロジェクト。イベントでは、アート、インテリア、ファッション、フードを組み合せて、インスタレーション形式で「山の朝」を表現しています。

2015.12.17

年末年始こそ、赤提灯で過ごしたい

12月も半ばとなりました。これから1ヶ月の間、日本中で飲み会が続いていきます。そんなお祭り気分の喧噪のなか、横丁はどんな風景をみせてくれるのでしょうか。横丁ブームの出発点のひとつ、吉祥寺「ハモニカ横丁」の年末年始をのぞいてみましょう。

井上 健一郎2015.12.16

庭とあかり クリスマスー暖かい光に包まれて

ストウの冬。日本より緯度の高いイギリスでは、冬になると午後3時くらいには日が落ち始めます。イギリスは日本と比べると夕暮れの時間が早く訪れますが、太陽の低い傾きが長く続く分だけ、夕闇も少し長く味わえるのでしょうか。高緯度特有の深い空色が夕闇を引き立てる「マジック・アワー」です。

藤津 紫2015.12.15

東京しか知らない“異邦人”ー写真で切り取る72億分の1のヒトコマ

世界に72億人が住んでいれば、その人の数だけ、人生というストーリーが溢れています。72億分の1の人生のほんのヒトコマを、スマホカメラで切り取った息づかい溢れる写真と共にお届けします。

ほそみ えり2015.12.11

スタイリッシュホテル・イン・トーキョー 「ホテルリズベリオ赤坂」

この12月に東京・赤坂にできた「ホテルリズベリオ赤坂」は、時代の気分を最高のレベルで表現した“東京スタイル”の傑作といえるでしょう。その特長のひとつは、アートとともに過ごす部屋。「覚醒する」をテーマにした、一部屋ごとに異なるオリジナルのアートは秀逸です。

2015.12.07

街角に咲く巨大な花のライトはいかが?

光を使ったアート作品やメディアートはいろいろありますが、エルサレムの建築家が考えたアート作品はこれまでとは少し違った印象を持っています。まず、光がむき出しになっていないこと。そして、昼の間も作品として楽しめるようになっていることです。

2015.11.23

生活は五感の結晶 南青山「HEIGHTS」

五感全体で理解できるスペースやコミュニケーションがあれば、きっとお気に入りのものはライフスタイルへとつながっていくでしょう。南青山のヴィンテージ・マンションの上階層にできた「HEIGHTS」は、そんな思いをかなえてくれる稀有な空間です。

2015.11.19