人間は自然光を浴びることで活動的になると言われます。晴れた日はすっきりと目覚められるのに、雨の日はなかなか布団からでられない…という経験は、誰しも覚えがあるのではないでしょうか。
 
今回紹介するのは、通常なら住居内に収まるリビングを、バルコニーと居住空間の「中間領域」と再定義し、自然光を感じられる空間を作るパッケージ型リノベーションの「AM6」。2月5日より、全国でパッケージ型中古住宅リノベーションサービスを展開している「RE住むリノベーション」で取り扱いが始まりました。リビングを、家にいながら外を感じることのできるカフェのような空間にすることで、「早起きしたくなる部屋」をつくるというコンセプトです。
 

AM6 GREEN

AM6 GREEN

中間領域とは、伝統的な日本家屋では広縁や縁側などで見られる、内部でもあり、かつ外部でもあるような曖昧な空間のこと。空調設備の発達、さらにプライバシーの確保や防犯などの観点からも、昨今の新築物件では、内部と外部がはっきり分けた空間づくりが一般的になっています。しかし、伝統的な日本家屋をリノベーションして住むスタイルが人気になっていることや、オープンなカフェをサードプレイストとして利用する人が増えていることの背景には、私たちが内部と外部の間にある、中間的な空間を求めていることがあるのかもしれません。
 
「AM6」の「早起きしたくなる部屋」というコンセプトは「クリエイターが住みたくなるリノベーション住宅を考えて欲しい」という依頼を受けたアートディレクターの松本龍彦氏が「夜型になりがちなクリエイターにこそ、太陽とともに生活するような朝型ライフスタイルを提案したい」と考えて生まれたそう。リビングに自然光を取り入れることで、人のクリエイティビティが最も高くなるとも言われる朝の時間が、より充実したものになりそうです。
 
気になるお値段は、60㎡の参考価格で税別585万円。3月15日までに資料請求すると「早起きしたくなる」ビジュアルブックとパンフレットにスペシャリティコーヒー専門店「猿田彦珈琲」の「AM6」をイメージしたオリジナルドリップパックがつくそうです。まだまだ起きるのがつらいこの季節、朝が苦手な方は、この機会に資料請求だけでも、してみてはいかがでしょうか。
 
 
##関連リンク

 
パッケージ型リノベーションスタイル「AM6」
「AM6」のWebサイト。資料請求の窓口や「AM6 GREEN」と「AM6 GREEN」のふたつの取扱商品の紹介のほか、「AM6」を手がけた松本龍彦氏と古谷俊一氏をはじめとするクリエイターへのインタビューなども。
 
RE住むリノベーション
シンプルで簡単なリノベーションを提案している「RE住むリノベーション」の公式サイト。リノベーション可能な物件を探して、工事費用のシュミレーションをすることができるほか、リノベーションに関するコンテンツを多く掲載しています。
 
くらしにもっと「考えるあかり」を―光の生理的効果と心理的効果
照明デザイナーが福多佳子さんが設計の際に考えている光の生理的効果と心理的効果について、紹介しています。
 
 
文:須賀喬巳