光と五感のデザイン学 考えるあかり Light up your life and fie senses

小説家の空想―『陰翳礼讃』を読む

「考えるメディア」では、谷崎潤一郎の代表作のひとつであり日本特有の感性のあり方を著した『陰翳礼讃』を、写真家・阿部萌子さんが本作から着想を得て撮影した写真とともに、お届けします。
第4回は「小説家の空想」。

谷崎潤一郎2016.09.10

スマホの向こうはどんな顔?

アメリカの大手デパートのMacy'sが、IBMのWatsonを使ったスマートフォン向けサービス「Macy's On Call」を全米10店舗で試験導入しています。音声認識ではなくテキスト入力のようですが、「婦人服売り場はどこ?」とか「トイレはどこ?」と質問すると、利用者の現在のフロア内の位置情報を踏まえてWatsonが教えてくれるそうです。
今から30年以上も昔、NTTが電電公社だった時代に「電話の向こうはどんな顔?」というコマーシャルがありました。Siri(アップル)やAlexa(アマゾン)と会話することが一般化しつつある今、スマホの向こうには顔のない機械がいます。

信國 謙司2016.08.17

行燈式の電燈 ―『陰翳礼讃』を読む

「考えるあかり」では、谷崎潤一郎の代表作のひとつであり日本特有の感性のあり方を著した『陰翳礼讃』を、写真家・阿部萌子さんが本作から着想を得て撮影した写真とともに、お届けします。

第3回「行燈式の電燈 」で取り上げるのは、紙と筆記具。

谷崎潤一郎2016.07.26

大暑ーーホタルの光を何に使う?[二十四節気のあかり]

夏本番。花火大会や海水浴、ハイキングなど夏のレジャーが目白押しです。夏の「光」といえば、ホタル。今回はホタルの光について詳しくお話しします。

今井 明子2016.07.22

小暑ーー七夕に食べたいつるつるそうめん[二十四節気のあかり]

いよいよ、夏の到来です。夏の食べ物といえば、そうめん。実は、柏餅やおせち料理と同じ、「節句の料理」だということをご存知でしょうか。なにげなく親しんでいる食品ですが、よく見るとたくさんの知られざる秘密があります。

今井 明子2016.07.07

夏至ーー空の色に思いを馳せる[二十四節気のあかり]

さあ、一年で最も昼間の長い夏至がやってきました。北欧などの高緯度地帯では、この時期は白夜となり、夜でも闇になりません。この白夜のような空が、日本でも見られるということをご存知でしょうか。

今井 明子2016.06.21

小満ーー色も形もさまざまな虹[二十四節気のあかり]

ぐんぐんと気温が上がり、初夏と呼ぶのにふさわしい季節。雨が降った後の青空には、虹が見られることも。虹ってさまざまな色や形があるってご存知ですか?

今井 明子2016.05.20

穀雨ーー驚くべき雑草の繫殖戦略[二十四節気のあかり]

花が次々に咲き誇る、春本番。そろそろ新緑のまぶしい季節も始まろうとしています。緑といえば、雑草の存在も忘れてはいけません。雑草はなぜあんなにたくましいのでしょうか。

今井 明子2016.04.20

川の途中に人知れず広がる、いつも夜の場所。

素掘りトンネルは各地にありますが、房総と越後には、とても珍しい素掘りトンネルがたくさんあります。人と水が掘ったそのトンネルたちは、ふつうの素掘りトンネルよりずっと豊かな闇と光と音がある、隠れた名所です。

中野 純2016.03.31

京都や奈良の寺院 ―『陰翳礼讃』を読む

「考えるあかり」では、谷崎潤一郎の代表作のひとつであり日本特有の感性のあり方を著した『陰翳礼讃』を、写真家・阿部萌子さんが本作から着想を得て撮影した写真とともに、お届けします。

第2回で取り上げるのは「厠」です。

谷崎潤一郎2016.03.28

庭とあかり 春ー光包まれる季節

待ち遠しかった春。ストウの庭と光についてのコラムもようやく花の季節開幕を迎えることができました。「花の無い庭」として知られるストウ庭園の春の花を、できるかぎりたくさん紹介します。

藤津 紫2016.03.24

2016年春 あかりで感じる、桜の新しい楽しみ方

2016年も3月21日、関東で桜の開花が観測されました。日本人にとって桜の開花は特別な行事であり、毎年桜にまつわる数多くのイベントが開催されます。 この時期は桜にまつわるイベントが各所で開催されます。ここでは、2016年春の「あかり」を使った桜イベントを紹介します。

2016.03.24

あかりで街に一体感を 山形県金山町 「街歩き回廊」を巡るあかりづくり

英国の作家イザベラ・バードが愛した土地、山形県金山町。古くからの景観が残り「境界が曖昧である」という特徴をもつ街並みのあかりは、どうあるべきでしょうか。東京都市大学建築学科小林研究室のレポートです。

東京都市大学建築学科小林研究室2016.03.19

啓蟄ーー虫が光に吸い寄せられるワケ [二十四節気のあかり]

日に日に春らしくなり、そろそろ虫の姿を目にすることも増えてくる季節です。今回は、「飛んで火に入る夏の虫」の謎に迫ります。

今井 明子2016.03.05

鳥のようにはばたく翼のあかりはいかが?

シャープな丸い筒状のボディに翼のような2枚のLEDパネルがについた「シーガル・ライト」は、まるで部屋の中に鳥がとまっているかに見えるフォルムを持ったデスクライトです。先端部分をひねると鳥がはばたくようにパネルの位置を変えることがで、細いバーの先にある本体は今にも飛び立ちそうにも見えます。

2016.02.25

普請道楽 ―『陰翳礼讃』を読む

2015年は谷崎潤一郎の没後50周年、2016年は生誕130周年を迎えます。これと同時に、死後50年が経過したことから作家の著作権保護期間が終了しました。「考えるあかり」では、谷崎潤一郎の代表作のひとつであり日本特有の感性のあり方を著した『陰翳礼讃』を、現代の写真家が本作から着想を得て撮影した写真とともに、お届けします。

谷崎潤一郎2016.02.24

雨水ーー雪解け水と田植えの関係に変化あり!?[二十四節気のあかり]

まだまだ寒い日は続きますが、そろそろ春の兆しを感じるようになりました。今回は雪解けの話題をお届けします。

今井 明子2016.02.19

「サードプレイス」は、横丁の赤提灯

自宅でもない、オフィスでもない、第三の場所ーー新しい環境としてのサードプレイスはいま、都市生活者にとってなくてはならない特別な空間と言えるでしょう。新しい概念と思いがちなサードプレイスですが、その言葉が知られるずっと前から、旧来の共同体と距離を置いた自由な場所であり続けてきたのが、飲み屋が連なる横丁でした。

井上 健一郎2016.02.18

庭とあかり 春待つ雪景色ースノードロップは知っている

ひっそりとキラキラと、まるで雪のように咲く花々が、冬の庭園に顔をのぞかせる季節。心地よい香りに気がついたら、きっと春はもうすぐです。

藤津 紫2016.02.09

リビングを自然光の満ちる「早起きしたくなる部屋」に パッケージ型リノベーション「AM6」

今回紹介するのは、通常なら住居内に収まるリビングを、バルコニーと居住空間の「中間領域」と再定義し、自然光を感じられる空間を作るパッケージ型リノベーションの「AM6」。2月5日より、全国でパッケージ型中古住宅リノベーションサービスを展開している「RE住むリノベーション」で取り扱いが始まりました。

2016.02.08

エシカルファッションに陰翳のゆたかさを

ファストファッションが当たり前になったのと対をなすように、耳にするようになった「エシカルファッション」という言葉。エシカルファッションの担い手であるINHEELSの布田さんは、そこに陰翳をもたらしたいと言います。エシカルファッションと陰翳の関係について、考えます。

布田 尚大2016.01.29

古くて新しいインテリア 進化を続ける老舗の提灯

安くて安全な光源が普及したことから、出番の少なくなってしまった提灯。しかし茨城県水戸市にある老舗、株式会社鈴木茂兵衛商店では、伝統の技術を生かして、最新のインテリアとして使える斬新なデザインの提灯を作り続けています。

2016.01.27