学力が世界トップレベルと言われるフィンランドで、子供達の運動機会を増やす取り組みが始まっています。フィンランドの教育現場では、学力向上に複数人での身体運動の習慣化が良い影響を与えていると考えているようです。
「考えるあかり」では、谷崎潤一郎の代表作のひとつであり日本特有の感性のあり方を著した『陰翳礼讃』を、写真家・阿部萌子さんが本作から着想を得て撮影した写真とともに、お届けします。
第3回「行燈式の電燈 」で取り上げるのは、紙と筆記具。
「考えるあかり」では、谷崎潤一郎の代表作のひとつであり日本特有の感性のあり方を著した『陰翳礼讃』を、写真家・阿部萌子さんが本作から着想を得て撮影した写真とともに、お届けします。
第2回で取り上げるのは「厠」です。
2015年は谷崎潤一郎の没後50周年、2016年は生誕130周年を迎えます。これと同時に、死後50年が経過したことから作家の著作権保護期間が終了しました。「考えるあかり」では、谷崎潤一郎の代表作のひとつであり日本特有の感性のあり方を著した『陰翳礼讃』を、現代の写真家が本作から着想を得て撮影した写真とともに、お届けします。
リーマンショックの元凶となったアメリカのサブプライムローン危機。低所得者向けのの住宅ローンが引き起こしたのは、世界の経済危機だけでなく「住む」ことへの問題意識の目覚めでした。家は自分の歴史や記憶と同じなのだろうか?ただの箱でしかないのでしょうか? 『ドリームホーム 99%を操る男たち』が描くのは、サブプライムで職も住居も失った若者が、アメリカンドリーム(強いものが勝ち残る)の光と影をさまよう物語です。
安くて安全な光源が普及したことから、出番の少なくなってしまった提灯。しかし茨城県水戸市にある老舗、株式会社鈴木茂兵衛商店では、伝統の技術を生かして、最新のインテリアとして使える斬新なデザインの提灯を作り続けています。
「経済で、結果を出す。」ーーこの言葉がいまだにキャッチフレーズたりえているのは、経済成長に終わりがないことを信じている人がいまもなお、数多くいることを物語ります。流れてくるニュースは、世界の行き詰まりを感じさせるばかりか、解決の方策を失ったかのようです。限りある地球に生きる私たちは、いま何をはじめるべきなのか? 東京を離れ、故郷・山口の山間の村で、「まるで村の鍛冶屋さんのように」カバンをつくることを選んだ清水さん。「考えるあかり」では昨年、「サバニ」の連載を執筆してくれました。清水さんはなぜ、「村」で「職人」をするのか? 2016年の年初、五感への意識にもつながるであろう「手仕事の思想」を語ってもらいました。
空の旅を一度でもした人であれば、空港の快適さが旅全体の心地よさにいかに直結するかは痛感されていることでしょう。2020年の東京オリンピック・パラリンピック開催に向け、障がいのある人や高齢者などはもちろんのこと、訪日外国人観光客も対象として、羽田空港内での移動サポートをスムーズに行うことを目的とした実証実験がこの12月3日から始まりました。
2011年の東日本大震災で地震・津波・放射線・火災の四重の困難に見舞われた、福島県いわき市久之浜町。津波の被害を受けた沿岸部では多くの家屋が取り壊され、他の地域でも街の様相は大きく変わりました。困難に直面する被災地で、あかりに何ができるのでしょうか。東京都市大学建築学科小林研究室の活動を紹介します。
平等院ではこのほど、国宝である鳳凰堂壁扉画や、梵鐘*1、雲中供養菩薩像などを収蔵する平等院ミュージアムの照明にもLEDを導入。文化財を照らすあかりを一新しました。
あかりやひかりを入り口に、五感を刺激する『あかりの本棚』連載第1回。平凡社編集部から、最近気になるトピックと共に、古今東西を縦横無尽にチョイスしたブック・ラインナップをご紹介します。今回は「日本の陰影」をテーマに、歌川広重と小林清親というふたりの浮世絵師に注目します。
「子どもの自立」を、現代のドイツ・ベルリンを舞台に描くエドワード・ベルガー監督の『ぼくらの家路』。主人公は10歳の少年。母子家庭の貧困から養護施設に入れられ、母親恋しさに施設を抜け出したものの、その母親は行方知れず・・・。彼女を探しての昼夜問わずの三日間、そこで出会う、あるいは図らずも出会ってしまった人々や出来事を通して、自分が置かれた状況を“身体的”に理解していきます。
経済至上主義ともいえる21世紀、それを選んだ代償として私たちは多くの大切なものを失ってきたのかもしれません。人間が元々もっている能力すら、現代人の身体は忘れてしまったようです。かつてサバニは沖縄からアフリカまでの大航海を可能にしていました。人間のもつ大いなる力を取り戻すには何からはじめればよいのでしょうか? サバニから考えてみます。
お酒の席のムード作りに一役買いそうな“枡(ます)”が開発されました。
「和食」の無形文化遺産登録を受けて、注目が集まっている日本の食卓。料理そのものだけでなく盛りつけや食器にも世界からの視線が注がれ、軽くて丈夫な枡は日本みやげとして外国人観光客に人気です。
「ねぶた」をコンセプトにしたインテリアや生活雑貨を開発しているアートプロジェクト「NEBUTA STYLE(ネブタスタイル)」のインテリア照明シリーズ「KAKERA」に新作が登場しました。「KAKERA」は実際に運行された「ねぶたのかけら」を使っているため、すべての商品が世界でたった一つしかないインテリア照明。ねぶたのかけらには、どんな明かりがともるのでしょうか。
サバニとは、沖縄に古くから伝わる小さな舟のことです。古くから海人(うみんちゅ)の日常の足として使われていました。サバニは、風の声を聴き、風の道をみつけ、星と対話して、東南アジアの海をかけ渡りました。
銀座線全駅のリニューアルプロジェクトの一環として駅デザインコンペの第3弾となる「東京メトロ銀座駅デザインコンペ」 の結果が2015年6月18日に発表されました。リニューアルで最優秀賞に選ばれた作品案のコンセプトが採用されれば、銀座駅はレモンイエローの光に包まれることになりそうです。