光と五感のデザイン学 考えるあかり Light up your life and fie senses

24色の光で音をファッショナブルに可視化するブルートゥースイヤフォンが登場

スマホに保存した音楽をヘッドフォンやイヤフォンで聴くのは今や当たり前。そして最近ではオーバーイヤータイプの見せるファッショナブルなヘッドフォンが流行っていますが、「Shine」はその名の通り、再生中の音楽に合わせて24色に光り輝くレーザーケーブルを使ったブルートゥースイヤフォンで、さらにファッショナブルな演出が楽しめるようになっています。

2015.12.14

スタイリッシュホテル・イン・トーキョー 「ホテルリズベリオ赤坂」

この12月に東京・赤坂にできた「ホテルリズベリオ赤坂」は、時代の気分を最高のレベルで表現した“東京スタイル”の傑作といえるでしょう。その特長のひとつは、アートとともに過ごす部屋。「覚醒する」をテーマにした、一部屋ごとに異なるオリジナルのアートは秀逸です。

2015.12.07

クリエイティブ・ラボPARTY 川村真司さんとの対話 [前編] ――触覚とクリエイティブの未来(2/3)

前回の記事では、安室奈美恵さんの「Golden Touch」のMVで使われている「視覚が生み出す触感」の仕組みについて取り上げました。本稿では、このMVを制作したクリエイティブ・ラボPARTYのクリエイティブディレクター/共同創設者 川村真司さんにお話を伺い、触覚とクリエイティブの未来を展望しました。

渡邊 淳司2015.12.03

植田正治への “新しい” アプローチ 写真集『shōji ueda』

植田正治はいままた“ブーム”といえる人気を得ているようです。発売になったばかりの『shōji ueda』では、初掲載となるモノクロ作品を中心に、晩年に取り組んだカラーの静物作品が巧みなブックデザインにより織り交ぜられた、これまでの植田正治作品集にはないアプローチが施されています。

2015.12.02

劣化を防ぎ、展示を見やすく LED照明が守る文化財の未来

平等院ではこのほど、国宝である鳳凰堂壁扉画や、梵鐘*1、雲中供養菩薩像などを収蔵する平等院ミュージアムの照明にもLEDを導入。文化財を照らすあかりを一新しました。

2015.11.25

街角に咲く巨大な花のライトはいかが?

光を使ったアート作品やメディアートはいろいろありますが、エルサレムの建築家が考えたアート作品はこれまでとは少し違った印象を持っています。まず、光がむき出しになっていないこと。そして、昼の間も作品として楽しめるようになっていることです。

2015.11.23

ひかりの戯れ、それは危険な魔力 〜ベルトルッチの『暗殺の森』〜

『ラストタンゴ・イン・パリ』や『ラストエンペラー』で有名なベルナルド・ベルトルッチ監督の1970年の作品『暗殺の森』。そのデジタル・リマスター版が10月末にリバイバル公開され、新たな観客が続々と劇場に足を運んでいます。画面で展開される強烈な美しさは、ひかりと影の運動としてわれわれを虜にします。しかし、それは美しさをまとった魔力と呼ぶべきものでした。

川本 ケン2015.11.18

芸術、自然、生命に“ふれる”ミュージアム 「NIFREL」がオープン

11月19日大阪「EXPOCITY」に感性を刺激する体験型ミュージアム「NIFREL(ニフレル)」がオープンします。
巨大水槽で環太平洋の海を再現し、水族館のイメージを劇的に変えた海遊館が運営する「NIFREL」。海生生物の展示を行う施設ですが、単に水族館とは呼べないような、数々の感性を刺激する仕掛けが組まれています。
「WONDER MOMENTS」を手がけたのは、2002年ごろから数多くのインタラクティブアート*2やインスタレーションを制作してきたアーティスト松尾高弘(Lucent Design Inc.代表)。松尾氏は光を主体としたアート、デザイン、エンジニアリングを行っており、繊細な光のインスタレーションが国内外で高い評価を得ています。

2015.11.11

安室奈美恵MVで使われた「視覚が生み出す触感」ってなんだ? ――触覚とクリエイティブの未来(1/3)

人間の脳は、実際に手で触れなくても、その見た目から材質や表面状態を予測することができます。その脳の仕組みをうまく活用すると、映像からさまざまな「触感」をつくりだすことができます。

渡邊 淳司2015.11.10

宇宙からの見えない「光」を見る、聴くーーALMA MUSIC BOX

宇宙の遥か彼方から届くのは、目で見える光だけではありません。目に見えない電波を使って宇宙を「見る」のが電波望遠鏡です。南米チリにあるアルマ望遠鏡が電波でとらえた宇宙の姿が、音楽になりました。

平松 正顕2015.11.02

古今の浮世絵に見る、日本の陰翳 [あかりの本棚]

あかりやひかりを入り口に、五感を刺激する『あかりの本棚』連載第1回。平凡社編集部から、最近気になるトピックと共に、古今東西を縦横無尽にチョイスしたブック・ラインナップをご紹介します。今回は「日本の陰影」をテーマに、歌川広重と小林清親というふたりの浮世絵師に注目します。

岸本 洋和2015.10.30

日本のあかり文化を、デバイスの歴史から考える

日本のあかりはどんな歴史を歩んできたのでしょうか。時代劇や浮世絵で目にする行灯や提灯。それら「昔の照明器具」がどのように生まれてきて、どんな使われ方をしてきたのかを知ることは、日本人の美意識や自然観、そして日本そのものを考えることとつながっていきます。美術館博物館の照明デザインの第一人者である藤原工氏に、特に江戸期を中心にして日本のあかり文化の変容について話を聞きました。
【本稿は、国際基督教大学博物館湯浅八郎記念館で開催されている展覧会「昔のあかり」(~11月13日)に際して行われた公開講座「あかりからLEDへ 人をとりまくひかりの変遷」を、編集部の文責により抜粋、再構成したものです】

藤原 工2015.10.29

夜景がクリアに見える季節 六甲ガーデンテラスで夜景とアートを楽しむ

一年で最も夜景がクリアに見える季節にあわせ、六甲山ガーデンテラスでは光を使ったアート作品を展示。夜景と芸術作品をともに楽しむことができるイベントを開催しています。
11月23日までは展望台を1000万色以上の色彩表現ができるLED照明でライトアップする「Lightscape in Rokko ~Autumn Version~」が、2016年1月11日まではアンティーク・オルゴールの音色に合わせた光の演出が楽しめる「star wheel simfonia」が開催されています。

2015.10.28

「仕立て屋のサーカス」 音と布と光が織りなす、異次元のパフォーマンス

サーカスの原初的意味を思い起こさせてくれるのが、11月に熊本で行われるライブ「仕立て屋のサーカス」です。音楽家 × 裁縫師 × 照明家による「音」と「布」と「光」が織りなす異次元のパフォーマンスライブ。即興舞台の中、それぞれが躍動し共鳴し合うことで「ここではない世界」が立ち現れます。

2015.10.21

幻想的な秋の夜長の寺社巡り 博多ライトアップウォーク2015開催

11月19日(木)〜23日(月・祝)、ライトアップされた寺院・寺社を巡るイベント「博多ライトアップウォーク2015 博多千年煌夜」が開催されます。
当イベントでは、1200年以上の歴史を誇る櫛田神社を始め、8つの寺社・寺院がライトアップされます。参加者は1000円(当日券は1300円)のフリーパスを使って会場を自由に往来することが可能。期間中は普段立ち入ることのできないスペースも見学ができ、幻想的な雰囲気の中で博多の歴史や文化について理解を深めることができます。

2015.10.13

星々の光に記憶を刻む 映画『光のノスタルジア』

チリ・アタカマ砂漠での光と記憶を巡る「意識の旅」を描く、南米ドキュメンタリー映画の巨匠、パトリシアス・グスマン監督の『光のノスタルジア』。宇宙の起源を求めて天文学者たちが、遠い銀河を探索するかたわらで、行方不明になった肉親の遺骨を捜して、砂漠を掘り返す家族の姿。天の時間と地の時間が、標高5,000メートルを超える天文台で交差します。

2015.10.07

“マジック・アワー”の光と神の視点

金色から濃いオレンジ、そしてどこまでも深い青紫色へと変化する色彩。黄昏時に訪れる、地上をあまねく満たす薄明の光は“マジック・アワー”と呼ばれ、私たちに不思議な感覚を与えてくれます。このほんの数十分しか体験することのできない夕暮れ時をねらって作品を撮ったのが、テレンス・マリック監督でした。マジックアワーの光に、彼は何を込めたのでしょうか?

川本 ケン2015.10.01

平安時代のあかりが見せる、国宝「地獄草紙」絵巻の本当の色彩

月と星の明かりのみが唯一夜を照らすものだった平安時代の人々にとって、その色彩はどのようなものであったでしょうか。現代に生きる私たちが平安時代の世界を追体験するイベントが、浅草の緑泉寺で行われました。

青江 覚峰2015.09.25

希望の光は自ら見つけだすもの 映画『ぼくらの家路』

「子どもの自立」を、現代のドイツ・ベルリンを舞台に描くエドワード・ベルガー監督の『ぼくらの家路』。主人公は10歳の少年。母子家庭の貧困から養護施設に入れられ、母親恋しさに施設を抜け出したものの、その母親は行方知れず・・・。彼女を探しての昼夜問わずの三日間、そこで出会う、あるいは図らずも出会ってしまった人々や出来事を通して、自分が置かれた状況を“身体的”に理解していきます。

2015.09.18

隈研吾デザインと無線調光 話題の富山市ガラス美術館は内も外も「光」がすごい

2015年8月22日に開館して以来、来場者から絶賛の声が上がっている富山市ガラス美術館。建物はもちろん、設備にも「光」へのこだわりを感じさせるのが富山市ガラス美術館。導入されたワイヤレス展示照明システムによって、従来は不可能とされていた、きめ細かな制御ができるようになったそうです。

2015.09.16

音の陰翳とは? 林正樹 ニューアルバム『Pendulum』

音の陰翳とは何でしょう? ピアニスト・林正樹は一音一音の深さにおいて、今最も音の陰翳を表せるアーティストの一人です。ニューアルバム『Pendulum』(ペンデュラム)では、彼のピアノが静謐で美しい情景を描きます。演奏の数々はノスタルジックでありながら、一枚の写真のように消えてなくならない輪郭をもっています。

2015.09.09

ドローンによる光のインスタレーションを研究するSpaxels

ドローンといえば、空中からの映像撮影や荷物を運ぶ機能ばかりが注目を集めていますが、Spaxelsが開発するドローンはプログラム可能なLEDシステムを搭載し、鮮やかな光で夜空にダイナミックな三次元の図形を描く、クリエイティブなクワッドコプターとして世界から注目を集めています。

2015.08.31