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ARCHIVES

“マジック・アワー”の光と神の視点

金色から濃いオレンジ、そしてどこまでも深い青紫色へと変化する色彩。黄昏時に訪れる、地上をあまねく満たす薄明の光は“マジック・アワー”と呼ばれ、私たちに不思議な感覚を与えてくれます。このほんの数十分しか体験することのできない夕暮れ時をねらって作品を撮ったのが、テレンス・マリック監督でした。マジックアワーの光に、彼は何を込めたのでしょうか?

川本 ケン2015.10.01

水耕栽培器「Green Farm」で新鮮野菜 二子玉川・蔦屋家電に期間限定ショップがオープン

キッチンで育てた野菜をすぐに食卓へ。究極の新鮮野菜を収穫する喜び、食べる楽しみを体験できます。
LED照明を使った家庭用水耕栽培器「Green Farm」を販売する株式会社ユーイングは、自宅で野菜を育てる楽しさを伝えるため、期間限定ショップ「MINT STAND by Green Farm」を蔦屋家電二子玉川店イベントスペースにオープンします。会場では水耕栽培器を使って育てた野菜の収穫体験や、摘みたてミントを使ったドリンクの試飲が可能。21世紀型の家庭菜園の魅力に触れることができます。

2015.09.30

庭とあかり 深まる秋―アップル・デイ

秋も深まりとともに、庭も秋色。主役は花から実へと移りかわり、草葉もいきいきとした緑から枯れた金色や朱色、深く赤紫色のニュアンスを帯びてきます。植物の世界は光の恵みを栄養として蓄えた実りの季節の到来です。

藤津 紫2015.09.29

あかりが眠りをネットワークする、スリープコンパニオン

快適な睡眠を手に入れるための研究は古くから数多く行なわれていて、それらを元に新しい寝具や睡眠剤の開発が行なわれていますが、最近ではインターネットやスマートフォンといったIT機器の力を借りて睡眠をサポートするスリープコンパニオンと呼ばれる機器が数多く登場しています。

2015.09.28

平安時代のあかりが見せる、国宝「地獄草紙」絵巻の本当の色彩

月と星の明かりのみが唯一夜を照らすものだった平安時代の人々にとって、その色彩はどのようなものであったでしょうか。現代に生きる私たちが平安時代の世界を追体験するイベントが、浅草の緑泉寺で行われました。

青江 覚峰2015.09.25

秋分ーー田園地帯に咲き乱れる彼岸花の秘密 [二十四節気のあかり]

秋のお彼岸の頃に、鮮やかに田園風景を彩る彼岸花。彼岸花が田んぼの畔や墓地に生えているのには、れっきとした理由があるってご存知ですか? 彼岸花と人々の暮らしには密接な関係があるのです。

今井 明子2015.09.23

吸い込まれるような出会いはどこにあるか

日常にある偶然の出会いと、思わず運命を感じてしまうような出会い。このふたつを隔てるものとはなんでしょうか。そしてその時、起きているものとは。

高石宏輔2015.09.22

美しく健康になりたければ、心から安らげる空間を作りなさい

皆さんはいま、どのような寝室環境下で日々睡眠をとっていますか? 動物にもそれぞれ「ねぐら」と呼ばれる睡眠専用の空間があるように、我々人間も安心して休める「ねぐら」、つまり寝室という空間が必要です。

友野 なお2015.09.21

希望の光は自ら見つけだすもの 映画『ぼくらの家路』

「子どもの自立」を、現代のドイツ・ベルリンを舞台に描くエドワード・ベルガー監督の『ぼくらの家路』。主人公は10歳の少年。母子家庭の貧困から養護施設に入れられ、母親恋しさに施設を抜け出したものの、その母親は行方知れず・・・。彼女を探しての昼夜問わずの三日間、そこで出会う、あるいは図らずも出会ってしまった人々や出来事を通して、自分が置かれた状況を“身体的”に理解していきます。

2015.09.18

都心の空で天体観測の第一歩をーー六本木ヒルズ屋上から望む広い夜空

都心で星空観察を楽しんでみませんか。街明かりで明るい都心でも、高い建物の屋上からは広い夜空が見えます。六本木で毎月開催されている星空観察会をご紹介します。

平松 正顕2015.09.17

隈研吾デザインと無線調光 話題の富山市ガラス美術館は内も外も「光」がすごい

2015年8月22日に開館して以来、来場者から絶賛の声が上がっている富山市ガラス美術館。建物はもちろん、設備にも「光」へのこだわりを感じさせるのが富山市ガラス美術館。導入されたワイヤレス展示照明システムによって、従来は不可能とされていた、きめ細かな制御ができるようになったそうです。

2015.09.16

忘れ物を防ぐために忘れてはいけないたった一つのこと みーちゃんに灯してもらった心のあかり

忘れ物はどうしたらなくなるのでしょうか? 持って行くべきものを家に忘れ、持ってきたものを忘れて帰る……。忘れ物が直らない人が忘れ物を防ぐためにたったひとつだけ、忘れないようにしておくとよいこととは。

金益見2015.09.15

安全に向けて進化する自動車のライティング技術

自動衝突防止やハンドルの自動制御など、自動車の安全運転をサポートする先進運転支援システム(ADAS/アドバンスド・ドライバー・アシスタンス・システム)が注目を集めていますが、最近はヘッドライトの機能だけでもずいぶんと進化しているのをご存じでしょうか。

2015.09.14

社会インフラの老朽化を救う、森の宝石タマムシの翅の秘密

森の宝石、緑色に光輝くタマムシ。このタマムシの翅(はね)が光り輝く構造をヒントに、誰でも簡単に社会インフラの老朽化度合いを判断できる材料の開発が行われています。

不動寺 浩2015.09.11

感じさせられれば、ブランディングはうまくいく 〜新時代の五感ブランディング ①〜

「五感ブランディング」という言葉を耳にする機会が増えてきました。簡単にモノが売れない時代のなか、旧来的な視覚中心のコミュニケーションだけではなく、視覚、聴覚、嗅覚、触覚、味覚ーー五感を通じてブランドを伝える具体的な方法がいま、様々な企業で実践され成功を収めています。五感ブランディングの最先端を具体例とともに紹介していきます。

山川 悟2015.09.10

音の陰翳とは? 林正樹 ニューアルバム『Pendulum』

音の陰翳とは何でしょう? ピアニスト・林正樹は一音一音の深さにおいて、今最も音の陰翳を表せるアーティストの一人です。ニューアルバム『Pendulum』(ペンデュラム)では、彼のピアノが静謐で美しい情景を描きます。演奏の数々はノスタルジックでありながら、一枚の写真のように消えてなくならない輪郭をもっています。

2015.09.09

目の見えない人の「赤が好き」 同じ物を見ながら、実は違うものを見ている私たち

目の見える人は日々、当たり前に感じている「色」。しかし、目の見えない人々の色の理解を聞いてみると、見えている私たちの色の感じ方も、ひとつではないことがわかってきます。

伊藤 亜紗2015.09.08

インテリアと電子回路の接点をデザインしたあかり

ふだん何気なくやっている、照明のスイッチのオンとオフという行為をそのままデザインに取り入れたNODEは、あかりがどのようにして灯されているのかをあらためて教えてくれるランプオブジェです。まるで壁に描かれたイラストレーションのように見えるほどシンプルな銅でできたパーツで構成され、一つにつなげるとスイッチがオンになり、離すとオフになるという、電気回路をダイレクトに操作しているような仕組みがそのまま名前にもなっています。

2015.09.07

食べ物はメタモルフォーゼするーー見た目と匂いが拡げる味覚の楽しみ

同じ食べ物でも、見た目とにおいが変わるだけで味が変わって感じられるという。東京大学の鳴海拓志は、クッキーの見た目とにおいを変えて味を変えるシステム「メタクッキー」をつくり、食の楽しみを拡げる技術を追求している。

鳴海 拓志2015.09.04

「昔に追いつく。」〜現代人が失くした能力は何だろう?〜

経済至上主義ともいえる21世紀、それを選んだ代償として私たちは多くの大切なものを失ってきたのかもしれません。人間が元々もっている能力すら、現代人の身体は忘れてしまったようです。かつてサバニは沖縄からアフリカまでの大航海を可能にしていました。人間のもつ大いなる力を取り戻すには何からはじめればよいのでしょうか? サバニから考えてみます。

清水 博文2015.09.03

自分でつくれる音と光のインタラクティブ「PLAYFUL BOOKS まほうのえほんキット」

ページをめくると音が鳴り、空間の明かりが変化する「まほうのえほん」。あなたも作れるようになりました。

デジタルコンテンツを手がけるSTARRYWORKSが制作した「PLAYFUL BOOKS まほうのえほんキット」は、iPhoneを使うことで自分の描いた絵本に音と光の演出をつけることができる商品。

2015.09.02

ヒグラシと暮らし、ヨアカシと明かす。

都市化によって日本人とヒグラシはどんどん疎遠になり、ヒグラシが夜明けにも鳴くことすら知らない人が増えています。カナカナのある生活の豊かさを思い出し、暮らしにヒグラシの声を取りもどしましょう。

中野 純2015.09.01